看護師の内診禁止に 混乱起きると産婦人科医会
2004年 11月 10日
看護師が分娩(ぶんべん)の進行状況を内診で確認することを禁じた厚生労働省の通知に対し、日本産婦人科医会は10日までに「通知を徹底した場合、地域によっては分娩できる施設がなくなり、社会に大きな混乱を来す」として撤回を求める要望書を同省に提出した。
厚労省は愛媛県からの照会を受け9月、内診によって子宮口の広がりを確認するなどの行為は、医師法や保健師助産師看護師法に基づき、医師と助産師以外は行ってはならないとする通知を都道府県に出した。
しかし、同医会によると、年間の分娩の約47%に当たる54万件は小規模な診療所が行い、助産師を確保できていない診療所もある。こうした診療所では、医師が出産に立ち会っている時、看護師に別の妊婦の経過観察を内診も含めて指示することもあるという。
厚労省は愛媛県からの照会を受け9月、内診によって子宮口の広がりを確認するなどの行為は、医師法や保健師助産師看護師法に基づき、医師と助産師以外は行ってはならないとする通知を都道府県に出した。
しかし、同医会によると、年間の分娩の約47%に当たる54万件は小規模な診療所が行い、助産師を確保できていない診療所もある。こうした診療所では、医師が出産に立ち会っている時、看護師に別の妊婦の経過観察を内診も含めて指示することもあるという。
by otkortho
| 2004-11-10 22:10
| 医療と健康