専門医認定の不正
2007年 12月 31日
今日は、大晦日。一年の最後を飾る、朝日新聞の紙面トップ記事に《専門医師認定 54人不正》とあります。受験に必要な臨床経験を流用したり、申請書類偽造などの不正が行われているようです。最近のS大学内科医のことが記憶に新しいです。
私は大学に30年近く在籍しましたので、臨床例の不足の問題はなかったのですが、都内の大学病院では矯正の患者数が少なくなる一方、認定医を目指す研修医の数は減っていません。従って、規定の臨床例をクリアするのに年数がかかることになり、研修期間を終了して数年立っても症例が集まらないとか、医局に在籍しても給料をもらえない若手の矯正医が少なくありません。無給(場合によっては、医局に研修費を納めることもある)ですから仕事もなく、研究もしていない宙ぶらりんな状態は勿体無いです。中には途中で諦めて医局を去る人もいます。非常に残念なことです。
専門医は02年から電話帳や新聞などでの広告表示が可能となりましたが、厚生労働省は、「不正が極めて悪質で学会が何の対策をとっていない場合は、広告表示を認めないこともありえる」としています。
当クリニックは、来年度、法人化に向けて準備中ですが、このような若手の先生を募集し、経済的な基盤を確保しながら、認定医取得の手助けをしたいと考えています。
来たれ、やる気のある若者よ!(♪若者たち)
私は大学に30年近く在籍しましたので、臨床例の不足の問題はなかったのですが、都内の大学病院では矯正の患者数が少なくなる一方、認定医を目指す研修医の数は減っていません。従って、規定の臨床例をクリアするのに年数がかかることになり、研修期間を終了して数年立っても症例が集まらないとか、医局に在籍しても給料をもらえない若手の矯正医が少なくありません。無給(場合によっては、医局に研修費を納めることもある)ですから仕事もなく、研究もしていない宙ぶらりんな状態は勿体無いです。中には途中で諦めて医局を去る人もいます。非常に残念なことです。
専門医は02年から電話帳や新聞などでの広告表示が可能となりましたが、厚生労働省は、「不正が極めて悪質で学会が何の対策をとっていない場合は、広告表示を認めないこともありえる」としています。
当クリニックは、来年度、法人化に向けて準備中ですが、このような若手の先生を募集し、経済的な基盤を確保しながら、認定医取得の手助けをしたいと考えています。
来たれ、やる気のある若者よ!(♪若者たち)
by otkortho
| 2007-12-31 11:41
| 医療行政